Linuxのパーミッションについて

こんにちは!

今回はLinuxパーミッションについてまとめます。

パーミッション

  • ファイルごとに設定されたアクセス制限
  • 所有ユーザー、所有グループ、第三者ごとに設定される
  • 読み込み、書き込み、実行が可能かどうかを制限する

ファイルタイプとファイルモード

  • パーミッションls -lコマンドを実行した際に表示されるファイルモードで確認できる
  • ファイルモードとはrwxrwxrwxのように9文字で指定されているもの
  • 所有ユーザー、所有グループ、第三者パーミッションを3文字ごとに表している
  • rwxrwxrwxは所有ユーザー、所有グループ、第三者のいずれも読み込み、書き込み、実行が可能であることを表す

ファイルモード

  • それぞれの文字の意味は次の通り
文字 意味
r 読み込み権限あり
w 書き込み権限あり
x 実行権限あり
- 権限なし

ファイルのパーミッション

文字 意味
r ファイルの中身を読み込める
w ファイルを変更できる
x ファイルを実行できる

ディレクトリのパーミッション

文字 意味
r ディレクトリの中を ls コマンドなどで見れる
w ディレクトリの中にファイルを作成したり削除したりできる
x ディレクトリの中に cd コマンドなどで移動できる

ファイルモードの変更

  • chmodコマンドを使用する

数値による変更

  • r, w, xをそれぞれ数値で表す
  • 所有者、所有グループ、第三者の設定を、それぞれの数値の合計で表す
  • 例: 755 → rwxr-xr-x
  • 使用例: chmod 755 example.txt
文字 数値
r 4
w 2
x 1

シンボルによる変更

  • 対象、演算子、設定したいファイルモードを組み合わせて指定する
  • 例: g+w → 所有グループに書き込み権限を追加する
  • 使用例: chmod g+w example.txt

対象

文字列 対象
u 所有者
g 所有グループ
o 三者
a すべて

演算子

文字列 動作
+ 追加
- 削除
= 設定

モード

文字列 動作
r 読み込み
w 書き込み
x 実行

おわりに

今回はLinuxパーミッションについてまとめました。ユーザー、グループの設定と並んで苦手な部分でしたが、今回の学習でこちらも大分慣れてきたように思います。パーミッションは実際にLinuxを使っていてエラーが出る部分でもありますし、インストール手順の記事などを見る時にも出てくるコマンドなので、しっかり身につけていきたいです。

76/100

参考書籍