こんにちは!
今回は「達人に学ぶDB設計 徹底指南書」を読んだ感想についてまとめます。
良かったところ
- DB設計について論理設計と物理設計の両側面から学べる
- 「勘どころ」というワンポイントアドバイスがたくさんある
- 第一正規形~第三正規形のほかに、ボイスーコッド正規形や、第四正規形、第五正規形についても学べる
- DB設計を通して、技術を学ぶ姿勢についても学べる
- 「概念の有効性がわからなかったら、『それがなかったらどうなるか』を考えてみよう。」など
- コラムでDB設計に関する素朴な疑問などを取り上げている
- 「バッドノウハウのどこが悪いのか?」
- 「主キーはなぜ必要か?」
- 「(正規化について)わざわざ理論として教えられなくても、そのぐらいのことは論理設計をやる人は常識的にやっていることではないか?」など
悪かったところ
- エンティティの抽出 、エンティティの定義、ER図の作成といったテーマについては、それほど演習があるわけでもないので自分で経験を積むか別の本にあたった方が良い
学んだこと
- DB設計はデータの整合性とパフォーマンスのトレードオフである
- バックアップおよびリカバリの設計をおろそかにすると”新聞に載る”
- 複数形で書けないテーブルにはどこか間違いがある
- 正規化は可能な限り高次にする
- 非正規化は最後の手段(劇薬)である
難しかったこと
- インデックス、統計情報、入れ子集合モデルといったテーマについてはDBの運用経験が乏しく理解が難しかった
おわりに
今回は「達人に学ぶDB設計 徹底指南書」を読んだ感想についてまとめました。
この本の著者のミックさんは他にもSQL基礎の本などDB関連の本をたくさん書いています。どれもDBへの深い理解を元に書いていることが感じられるので、他の本についてもまた機会を見て読んでいきたいと思います。