「RubyではじめるWebアプリの作り方」の感想

こんにちは!

今回はRubyではじめるWebアプリの作り方の感想です。

読む前の知識レベル

  • HTML/CSSはある程度基礎の学習をしたことがある
  • スクレイピングは以前PythonでBeautifulSoupを使って何度かやってみたことがある
  • サーバーは音声通話サーバーや、ゲームサーバーを立ち上げたことがある程度
  • Rubyコマンドラインアプリをいくつか作れる
  • Webアプリのような、ブラウザからアクセスできるアプリは作った経験なし

読んだ理由

良かったところ

  • Amazonの注文履歴を取得して保存したデータに、ブラウザからアクセスできるようなWebアプリを作成する流れを一つ一つ順を追って説明しているので、同じように作業するとWebアプリがちゃんと完成すること
  • Rubyの文法などは学習済の人向けに書かれており、いきなりプログラムの作成から始まるため、初心者向けの中では内容が高度
    • Webアプリが完成した後の本の末尾の付録に、Webアプリ作成時に必要になった文法知識の復習などがまとまっており構成が良い

学んだこと

  • スクレイピングで欲しい情報を取得するための考え方、テクニック
  • データにブラウザからアクセスするために、WEBrickを使用してサーバーを立ち上げる方法
  • データをブラウザで表示できるように、ERBファイルを作成しデータを埋め込む方法

難しかったこと

  • 2021年11月出版で比較的最近の本だが、実際のAmazonのサイトからスクレイピングしたデータを使用する構成なので、AmazonのサイトのHTML、CSSの変化によりそのまま使用できないコードが多々ある
    • その分自分で調べて改良する作業が求められる

おわりに

この本にも、次のステップとしてRailsへのチャレンジがあげられているように、Railsの準備運動としての学習には最適な本だったのではないかと思っています。この本の学習を通じて、Webアプリの動作の仕組みがこれまでよりも見えてきた気がします。特に、ERBはRails特有のファイルのような感覚でいましたが、HTMLとRubyを組み合わせた動作を実現できる仕組みであり、Railsに限らずに使用できるものだということがわかりました。

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